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ご覧くださいましてありがとうございます。 管理人の Rindrics です。

私の使命は、よい仕事を追求しようとするノンプログラマの方々に、開発者たちの生き方 “DevOps” を紹介することです。 私自身、DevOps に出会うことで仕事についての哲学が激変した経験があり、これが私の情熱の源になっています。

ノンプログラマ時代

私は、国立の研究機関で社会人としてのキャリアをスタートさせました。 大学院時代、ひとり黙々と研究してきた私は、はじめて組織の一員として働けること、また同僚とのチームプレーに参加できることに、大きな期待を抱いていました。

しかし、新人の私が目にしたのは、繰り返される手作業や手戻り、チームというよりは個人の寄せ集めのようなスタイルの働き方でした。 当時の私は、よい働き方の原則など知りませんでしたが、それでも、組織の仕事がうまく回っていないことはわかりました。

がむしゃらな「改善」活動

私はこれを改善しようといろいろな試みをしますが、今思い返せばどれも悲惨な試みでした。 手作業を自動化しようとして、けっきょく自分もゴミプログラムを量産してみたり、ワークフローを改善しようとして独りよがりの解決法を提案してみたり──。 迷惑をかけた上司や同僚には、今でも申し訳なさを感じています。

これらの私の過ちは、コラボレーションに焦点を当てた働き方を知らなかったことが原因でした。 それでも、自分が探しているものはソフトウェア開発者たちの間にあることを本能的に感じ取っていた私は、開発者向けの技術書の乱読を始めました。 トピックは様々でも、根底の部分で共通したプログラマたちの思考パターンに触れるうちに、 自身の失敗は起こるべくして起こったものであることを自覚するようになりました。

やっと見つけた模範

世界の見え方が変わったのは、ソフトウェアの開発手法を学んだときでした。 私は大学院の頃から、研究にプログラミングを利用していましたが、開発者たちの働き方は、そんな私の想像を遥かに超えていました──プログラムの組み立て方やコラボレーションの方法が根本的に違うのです; 求められている仕事について、完了の定義をテストとしてプログラムにしておき、作業完了とともに自動的にテストが実行される。 同じファイルを同僚と並行して編集し、結果をスムーズに統合する──。 実際に自分で手を動かしながら、目の前が急に拓けてゆくのを感じました。

開発者たちの働き方に感銘を受けた私は、職場で勉強会を開催しました。 この勉強会でいちばん勉強になったのは私自身だったことを実感しています。

ソフトウェア開発の手法をふだんの研究業務にも応用し、自分のものにしていくうちに、ソフトウェア開発とは組織としての知識の管理、そして組織づくりにもつながるものであることがわかってきました。 その後も情報収集をつづけていく中で、私はよい仕事をするための開発者たちの文化 “DevOps” に出会い、これこそが、自分たちノンプログラマたちの仕事に必要なものだと確信しました。

DevOps と出会ったことで、私の仕事は大きく変わりました。 自身の作業は積極的に自動化し、自分の手から離すようにしました。 同僚からも、自動化についてアドバイスを求められることが多くなり、周囲も開発者的な並行作業のスタイルに慣れてきました。 少しずつではありますが、DevOps 文化が私の周囲に根付きはじめたのです。

ノンプログラマの私が得た教訓

DevOps はソフトウェア開発者だけでなく、全ての知的労働者にとって学ぶ価値のある概念です。 それはこの概念が、ものづくりにも共通する、よい価値づくりの原則に基づいているためです。

よい価値づくりについて突き詰めていくと、ノンプログラマはだんだんと、開発者へと越境していくことになります。 これは、転職してプログラマになるという意味ではありません; 情報技術を自分ごととして学習し、開発者的な視点を身に着けて、自身の仕事を再定義しながら組織に貢献するということです。

“The Pragmatic Non-programmer” 誕生

開発者向けの良質な情報は、巷に数多くあります。 これらは本来、ノンプログラマにとっても価値あるものなのですが、 理解するのが難しすぎたり、それ以前に自分には無関係なものだという先入観で、そもそも目に留まっていないこともあります。 これは、私自身がノンプログラマであるためよくわかります。

そこで私は、開発者文化をかんたんな言葉に翻訳し、ノンプログラマの方々に伝えるために、本サイトを立ち上げました。 このサイトのタイトル “The Pragmatic Non-programmer” は、私が開発者文化に触れるきっかけを与えてくれた名著『達人プログラマー』に名を借りています。 ノンプログラマと開発者のギャップを埋める役割は、ノンプログラマの私にこそふさわしいと考えています。

当サイトでは主に、開発者たちの基本的な考え方、そして彼らが使うツールに関する情報を発信していきます。 訪問者の方々が本サイトを足がかりとして、開発者向けの一次情報に自らアクセスできるようになれば、本サイトは不要になるでしょう。 それこそが、本サイトが目指すゴールです。

ともに成長しましょう

言うまでもないことですが、私自身も成長の途上にあります。 学習中のトピックを記事として投稿することも検討しましたが、サイトのコンセプトがぶれてしまうため、それはやめました。 このサイトでは、私が自分の言葉で語ることのできるトピックの中から、ノンプログラマにとって重要なトピックを選んで発信していきます。

学べば学ぶほど自分の無知を自覚する毎日ではありますが、思考をコードとして結晶させていくプログラミングは、難しくも楽しいものだと感じています。 どうか当サイトともども、管理人の私のことも、温かい目で見守ってくだされば幸いです。 ときにはコメントで、ご自身の悩みやご意見を共有してください。


それでは、職人魂を研ぎ澄ましていきましょう。


管理人 Rindrics 拝
Rindrics